RuntaScience diary

気象系データを扱う学生 旅が好きです

Welcome to my blog

About

まだ届かない "アベノマスク"は本当に必要だったのか?増える店頭マスクと手作りマスク

こんにちは!

今回、2020/5/20に開かれた菅義偉官房長官の記者会見の記事をみました。

皆さんがアベノマスクをどう思っているのか気になります。もう届きましたか?着け心地とかはどうですか?

そこで、未だ多くの県に配布されていない布製マスク、通称「アベノマスク」に関することをまとめて、その必要性に関して考えてみました(※個人の意見です)。

具体的には、

1)アベノマスクとは何か 2)アベノマスクの現状 3)アベノマスの今後

の3つに焦点を絞り、その必要性に関して考えたいと思います。

 

 

 

f:id:RuntaScience:20200521084142j:plain

※写真は今回配布されたマスクではありません

 

アベノマスクについて

 アベノマスクは、2020/4/7に閣議で配布が決定され、感染防止を目的とした布製マスクです。(厚生労働省、以下引用)

このたび政府では、本年4月7日に閣議決定した、緊急経済対策に基づいて、全国の世帯に向けて、一住所あたり2枚ずつ布製マスクを配布することといたしました。

布製マスクは、使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで、何度も再利用可能ですので、新型コロナウイルスの感染防止を図るため、御活用下さい。

咳などの症状がある人はもちろん、症状がない人でも積極的にマスクを着用して頂くほか、手洗い、咳エチケットの徹底をお願いします。

出典布製マスクの都道府県別全戸配布状況|厚生労働省

(延長前の 緊急事態宣言は、2020/4/6夜に決定し、発表されました。)

 

アベノマスクに用いられる経費は総額466億円です。これはあまりにも大きな予算であると当時SNS上でつぶやかれていたのを覚えています。

しかしながら、医療従事者に必要なサージカルマスクが一般人の手に行くよりかは、再利用可能なマスクが一般庶民に対しては良いという考え方も一理あります。

布マスク2枚に経費466億円 菅氏「代替手段はない」 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

 

その後、2020/4/24の記事によるとマスクの買い取り価格が466億円の約2割である、3社で90億円の契約を結んでいました。残りは予備費となるそうです。連日次から次へと新しいコロナに関するニュースがある中で、こうした問題を忘れずに次に活かすことが大切です。

「アベノマスク」調達額は予算より少ない90億円内に 不良品は製造元に全品回収を指示 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

 

マスクの配布は日本のみならず、シンガポール、フランス、スペインなど10カ国程が配布しています。

ニューヨーク、無償マスクに長蛇の列 数十分並んでもらえたのは… 宅配する国はどこ?新型コロナウイルス(南龍太) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

以上のことを見ると、日本は他国と同様にマスク配布が行われた国(正確には行われている国)であるが、国内では賛否両論です。むしろ、マスクの検品に億単位のコストがかかるとなって批判の声がさらに挙っています。

配布枚数は各家庭2枚であり、1人で生活している人も大家族で生活している人も同じ枚数しか受け取ることができません。これは、本来の目的である感染防止を目的とした配布であるのでしょうか。しかしながら個人への配布は現実を見ると、コストがかかってしまうのではないでしょうか。

そもそも外出自粛を要請している中で、布マスクの出番はほとんど無くなります。しかしながら、もちろん社会のために働いてくださっている方がたくさんいます。その方々は配布された布マスクをつけて出社するのか疑問です。

 

 

 アベノマスクの現状

配布状況(May 2020)

 現在布製マスクの配布状況は厚生労働省のホームページに掲載されています。

2020/5/21時点では北海道、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府大阪府兵庫県、並びに福岡県の計13都道府県です。

www.mhlw.go.jp

 

 配布枚数は1450万枚であり、予定数の1割ほどです。これは非常に遅いとしか言い様がないです。4月中旬のPCR陽性者のピーク(山)から1ヶ月たち、全体の感染者は連日2桁になっています。東京都とその周辺の県である埼玉県、千葉県、および神奈川県、そして北海道以外の府県の緊急事態宣言は解除されました。未だ緊急事態宣言が続くそれらの道県すべてへの配布は終わっていないのが現状です。

 

このアベノマスクが次の感染拡大に大助かりになるのでしょうか。現在、市場に不織布マスクが並びつつあります。したがって、売っているマスクをつけるのではないかと思っています。フィット感が無い長方形のアベノマスクをつけるよりも、自分の顔に合うマスクを好むのは当然です。また、小学校のときの給食マスクを彷彿させ、非常につけるのが...という大人も多いのではないかと思います。

したがって、配布状況が全国に広がったころには多くの人はアベノマスクではなく、不織布をつけていると考えられます。

 

 菅官房長官の発言

 2020/5/20の会見での、菅氏の発言をみてSNSではいろいろな意見があります。

アベノマスクのおかげでマスクの価格が低下したと効果を強調した。(朝日新聞デジタル

 2020年5月20日)

この発言を踏まえると、現段階でのアベノマスク自身の物理的感染防止の役割に関して疑問が生まれます。しかしながら、その代わりにアベノマスクのおかげでマスク不足の解消し、そのマスクが感染拡大防止に役に立つことになるであろうと言えると思います。

現段階で、効果を示したのがマスク不足の解消と価格の下落だとしたら、本来の目的である「感染防止」の目的が果たせているかどうかというと難しいです。しかしながら、アベノマスクをつけている人が少ないため、今後感染防止にアベノマスクが直接的に有効だったと強調することは難しいと考えられます。(もちろん優先的に配られた方にはある程度の効果を示したかもしれない)

 

したがって菅氏の発言を考えると、

アベノマスクの配布決定⇒マスク不足解消・価格の下落⇒国民がマスクをつけられる

という流れになります。(赤色がアベノマスク、青色が市場のマスク)

 

現段階でアベノマスクの効果が示されたということから、未だ配られていない数十億円単位のアベノマスク達の物理的な必要価値が失われてしまうのではないでしょうか。

www.asahi.com

 

 マスクの不足解消と価格下落は、中国の輸出規制緩和、様々な企業がマスクづくりに着手したこと、家庭でのマスクづくりの拡大、さらに外出自粛によるマスク購入社の低下が要因であったと考えられます。この中でも、やはり大部分は中国からの輸出規制緩和がカギであったのではないでしょうか。もとより日本のマスクは7割が中国産です。(日経新聞2020/03/04https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGKKZO56360060U0A300C2EA2000&scode=7963&ba=9)

www3.nhk.or.jp

 

東京新聞に掲載された業者の方は

「首相の言うことは、意味が分からない。三月に中国がマスク輸出を解禁したから、出回るようになった」

出典

東京新聞:マスク値下がり 「アベノマスク」のおかげなの? 販売現場を歩いてみると…:社会(TOKYO Web)

と答えています。

 

さらに、菅氏の発言に対して枝野幸男氏は以下のようにツイートしています。枝野氏の菅氏に対するツイートのコメント欄には肯定的な意見と否定的な意見が飛び交っています。

菅氏が発言した内容は「予想していたアベノマスクの本来の役割としては」間違っているかもしれませんが(現段階では)、実際は先ほど述べたような流れを見ると結果として合っているかもしれないです。

 

立憲民主党 枝野氏のツイート(2020/5/20)

 

 

 

アベノマスクの今後

社会は アベノマスクに対する批判はほどほどにして、今後、いらなくなったマスクをどうするのか考えていかなければなりません。

 

現段階では配布数が少ないものの、ストップしない限りいずれは届きます。使わないで捨ててしまうなんて本当にもったいないと思います。

善意でいらないアベノマスクを回収し、本当に必要な方に配布する活動をしている方もいらっしゃる。各メディアは様々な活用を報道しているが未だに届くめどが立たない地域はどうして良いのかわからないでしょう。

YouTubeでは顔のサイズに合わないマスクを作り替える動画がアップロードされています。とても良いアイディアだと思います。しかしながら、このように器用な人はリメイクして上手に使えるが、全員がそうできるわけではないというのが現状であります。

youtu.be

 

 

したがって、この税金が無駄にならないように、いらないといわれているアベノマスクを次ように活用するといいと思います。

  • 市区町村単位で必要でない方からマスクを集める(次配布したい際に迅速に対応可能)←現実的に可能かどうか...
  • マスクを保管したり、本来の目的として使用する
  • まだ届いていないマスクを必要としている方にあげる

など様々なことが考えられます。

そして、現実問題これ以上お金がかかることは難しいので、やはり一個人が行動するしかないと思います。 

 

私の元には届いていませんが、今後まわりでどんなことがやられているかによってそのマスクの行方が決まると思います。

 

飛沫防止、顔を触らないという面では、どのマスクほぼ同じ効果を示すと思われます。このアベノマスクが今後感染拡大の防止に役に立つ日が来る時が来るかもしれません。あるいは、そのヴィジュアルゆえにつける人が少ないかもしれません。

今後どうなっていくのでしょうか。

 

 

 

まとめ

全体のまとめ

アベノマスクの必要性に関して考えてみました。

アベノマスクの配布目的は「感染防止」であるが、2020/5/20段階では全体の1割程度しか配布が完了しておらず、アベノマスク本来の目的は未だ果たしきれていません。

しかしながら、アベノマスク配布決定(+外出自粛)および中国の輸出規制緩和によって結果として市場のマスクが増え、価格が下落して市民の手にも届くケースが増えてきました。

こうしたことから、アベノマスクの全国民における物理的の役割は未だ果たせていませんが、そのおかげで結果的に不織布が増え、今後不織布による感染防止があるのではないかと考えられます。(もちろん配布された地域では役に立っていると思います。)

 

現在は自粛の効果による感染拡大防止が大きいと考えられますが、今後の全国的な緊急事態宣言の解除により、どちらのマスクが感染防止の役割を果たすのでしょうか。

そして、アベノマスクが無駄にならないように活用法を考えなくてはならないと思われます。

 

みなさんはどう思いますか?

 

最後に

今回はクリティカルな内容の記事ではありましたが、過去に起こったことは今改善していくしか無いと思います。

私は国民である以上、意見を発言し議論しそこから学んでいくことは非常に重要であると思っています。小学校から社会を学び日本で生きている限り、社会の問題にはしっかりと目を向けていきたいです。また、膨大な量の情報が飛び交う中、本当に正しい情報を見極める力をつけていきたいです。

 

そして、今も最前線でコロナと戦っている医療従事者や、配達の需要が高まるために働いている運送業者の方々、挙げきれないですが、様々な方にに感謝申し上げます。

 

それでは 🌏

 

※事実と異なる内容がありましたらお知らせください。